本日は、お子様のフッ素塗布や虫歯治療に来院される患者様から、よく聞かれる疑問についてお話しさせていただきます。
1.子どもはいつから歯磨きするの?
乳歯が生え始めたら(個人差はありますが6か月ごろ)、ガーゼやコットンを使ってお口のケアの練習を始めましょう。
始めは嫌がる子もいますが、毎日行うことで、徐々に慣れていきます。
慣れてきたら、歯ブラシを使用し、歯磨きを行いましょう。
2.歯磨き粉(歯磨剤)はどれがいいの?
薬局等で販売されている歯磨き粉の種類は多く、迷ってしまいますよね・・・。
子ども用の歯磨き粉を選ぶポイントは「フッ素濃度」です。
「フッ素」は、虫歯予防に効果的です。
その反面、「フッ素」を取りすぎると「フッ素症(満8歳までに高濃度のフッ素を取り続けると歯のエナメル質が白く濁って見えてしまうもの)」、「フッ素中毒」などの危険もあるため、子供の年齢と歯の状態にあったフッ素濃度の歯磨き粉を選択しましょう。
3.歯磨き粉(歯磨剤)の使い方
先ほどお話しした、子どもにあった「フッ素濃度」を使用するためにはどのように歯磨きをしたらよいのでしょうか。
日本小児歯科学会、日本口腔衛生学会、日本歯科保存学会、日本老年歯科学会では、歯磨き粉の使用量が提言されています。
※歯科医師の指示により、う蝕のリスクが高い子供に対して、1000ppmFを超える歯磨剤を使用することもある。
子どもの年齢にあった歯磨き粉の量を使用しましょう。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭は、子どもが誤って歯磨き粉を食べることがないように、歯磨き粉の保管場所にご注意ください。
当院では、お子さまの歯磨きの方法、お子さまの歯の状態にあった歯磨き粉をご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください♪
また、院内にてお子様専用の歯磨き粉、歯ブラシ、フロスなどの口腔ケアグッズの販売もしています。
当院で取り扱っています歯磨剤は、歯科医院向け商品のため、「フッ素配合」、「早歯肉にやさしい低研磨性」、「少ない泡立ちのため歯磨きしやすく、フッ素を残しやすい」等の特徴があります。
ご興味のある方はお声掛けください♪
参考:
日本歯科医師会「歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020」
日本小児歯科学会「う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023年版)