大人の口腔ケアについて|しんまち歯科クリニック|熊本市中央区新町の歯医者|市電「新町駅」から徒歩1分

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大人の口腔ケアについて

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前回、「子どもの仕上げ磨き・口腔ケア」についてお話したので、

今回は、大人のセルフケアについてお話ししようと思います。

 

1.「8020」運動って??

 突然ですが、みなさんは「8020運動」って聞いたことがありますか?

 8020運動とは「80歳になっても自分の歯を20本以上残そう」ということを目標にした運動です。

 親知らずを除く28本のうち、少なくとも20本自分の歯が残っていれば、ほとんどの食べ物をおいしく食べることができるといわれています。

 反対に、歯がないと硬い食べ物が食べにくくなるのはもちろん、歯でしっかりと噛めない分、唾液が少なくなったり、

 食べ物の味を感じにくくなることがあります。

 

2.歯を失う原因は何?

 歯を失う最大の原因は「歯周病」、次に「う蝕(虫歯)」です。

 8020を達成するためには、「歯周病」と「虫歯」の2つの感染症を発症させないことが重要です。

 実は、この「歯周病」と「虫歯」はどちらも細菌による感染症です。

 

3.「歯周病」と「虫歯」を防ぐには?

① 日常のケアで発症の予防

  歯周病菌は歯垢(プラーク)の中にいます。虫歯の主な原因となるミュータンス菌は、食べかすを栄養にして増えていきます。

  適切な口腔ケアを行うことで、歯垢(プラーク)を残さないようにしましょう

②歯科医院で定期健診を受診することで早期発見早期治療を行う

  歯周病の軽度の段階では自覚症状がほとんどありません。

  「歯医者に行くのは、痛くなってから・・・」という考えの方もいるかもしれませんが、いつの間にか歯周病が進行しているケースも多々あります。

  定期的に、健診を受け、早期発見・早期治療を行うことがおすすめです。

③定期的に歯科受診し、歯石とり等のクリーニングを行う

 歯垢は日常の歯磨きで除去できますが、歯石(歯垢が唾液のカルシウムやリン酸などと反応して、石灰化したもの)を適切にとるには、

 歯科医院で専用の清掃器具が必要です。

 

この3つのポイントが2つの感染症を予防するために重要です。

 

4.歯周病は他人事じゃない?!歯周病感染者について

 働き盛りの世代では、口の中にトラブルがあったとしても、忙しくて放置してしまうことがあります。

 歯ぐきが炎症を起こすと、歯と歯茎の間の溝が徐々に深くなります。これが歯周ポケットです。

 歯周病の目安となる歯周ポケット4㎜以上の人が、

 なんと・・・20代前半でも人に1人、50代後半になると約2人に1人もいます。

 いつのまにか自分自身も歯周病になっているかもしれません。

 

5.歯周病・虫歯にならないためのセルフケア

 ポイント①歯垢がたまりやすい場所を徹底的に磨きましょう

 歯と歯茎の間、歯と歯の間、奥歯のかみ合わせの溝部分を意識しましょう。

 年齢とともに、歯と歯茎の間にすき間ができやすいので、特に歯と歯茎の間をしっかり磨くことが大切です。

 

 ポイント②歯間ブラシやフロスを活用しましょう

 歯と歯の間は歯ブラシだけでは届かず、磨ききれない場所があります。

 そのような場所には歯間ブラシやデンタルフロスを使用しましょう。

 フロスには、ロールタイプやY字タイプ、Fタイプ等種類が様々です。

 また、歯間ブラシにも個人個人にあった大きさがあります。

 当院では、歯科受診の際に、歯科衛生士が「自分にあったフロス」「自分のサイズ見合った歯間ブラシ」などお伝えします。

 ぜひ、受診の際に相談してみてください。